船釣りする人はほぼ100%持っているライフジャケット(ライジャケ)。装着必須の釣り船も多くて、船宿さんで貸してくれますよね。
では、そのライフジャケットが本当にきちんと役に立つのか確かめた事はありますか??
話の始まりは先日、某船宿さんで同行者がライジャケ忘れて借りたんですね。
その船宿さん、以前は膨張式(ボンベの空気で膨らむタイプ)を貸してくれたのですが、普通の発泡材?のヤツに変わっていたのです。
若船長になぜ??って聞くと、以下の答えが…
膨張式はボンベを定期的に交換しなくてはいけない。
交換時期になったので、ついでに本当に機能するのかを試してみようと思い、古いボンベで膨らましたらかなりの数のモノが膨らんでも序々に空気が抜けてしまったのだそうです。
どうやら、膨らむ部分の布に小さな穴が空いているか、どこか継ぎ目から漏れているようだったそうで。
お客さんに貸して、いざ緊急時に使えなかったら大問題ですので、そういった心配の無い発泡材のものに戻した。
との事でした。
きちんとボンベの交換をするとそれなりにコストもかかりますし、船宿さんとしては当然の選択だったのしょうね。
発泡式のものは夏場は暑いので、お客さんとしてはちょっと微妙ですが…。(笑)
という話の後、自分のは大丈夫かな〜と気になりまして、確認してみました。
★着るタイプのヤツ
たぶんもう4〜5年使ってます。一流メーカー(DAIWAとかシマノとか?)製で無く、2流メーカー製です。
迷彩柄なのは特に理由ありません。これが一番安かったから。w
マジックテープの部分を剥がします。
中はこんな感じ。(ちゃこさん邪魔しに現れる^^;)
右側にある赤いストローに息を吹き込むと膨らみます。
肺活量もそれほどいらず。
膨らみました。少し押してみたりしても。
この状態でしばらく放置してみます。
しぼんでいなければオッケー。
空気を抜く時にはストローの中の弁を楊枝か何かで押してあげれば抜けます。
綺麗に抜くには2人でやった方が早いカモ。
元どおりにたたんでおしまい。(^^)
★ウエストタイプ
最近購入したもの。もちろん一流メーカー製ではありません。楽天で5200円。w
だってメーカー製とか1万以上するでしょ。高いやつは16000円とか。
こんな単純構造なものにその金額はちょっと…(単にケチなだけですけどね。)
迷彩柄なのは特に理由はありません。w
これもマジックテープを開けて開きます。
浮力部分はかなりコンパクトに畳まれていますね。
広げるとこんなんです。
さあ、頑張って吹いてみましょう。
パンパン!
放置します。
これも漏れはありませんでした。
ウエストタイプは畳みながら空気抜くのが大変。
一人だとかなり苦労します。おうちの方と一緒にやってね。w
なんとか元に戻りました。(^^;)
ライフジャケットって買ったままそのまま使ってる方が多いのではないでしょうか?
イザと言う時に空気漏れてしまったら大変。
ぜひ一度確認してみる事をオススメします。
構造も良く判りますしね。
去年、ウェストタイプのを腰に巻いていたら、船長から「それ●社の?」と聞かれた事がありました。
いや違うよと言うと、「●社の奴、開かない奴が多いんで、そいつを採用した海保が一斉交換したんだってよ」と
へぇーと思ってましたが、結構そういう事ってあるんですねぇー
結構、初心者はライフジャケットの着かたでまごつく人が多いから、そのうち飛行機みたいに乗船したらエマージェンシーデモが義務付けられたりして(笑)
●社ってどこだろ?(笑)
膨張式で着るタイプのは慣れてても一瞬どうやって着るのか判らなくなりますよね。
エマージェンシーデモ、いいかも!
中身を見せて、このストローを吹くと膨らみますってやってくれると、もしボンベが反応しなくてもパニクらないで済むかもしれません。