ナマステ〜♪
ネパールは何処行ってもこれ。挨拶はなんでもコレ。
なますて〜♪ なんだかほっこりする挨拶言葉ですね。
ハロ〜とかハーイ!より好き。
7月14日 カトマンズ散策
ホテル。6時過ぎに鳥の声で目がさめます。
ぽっぽー。ぐぅ〜。ぽっぽっぽー。
五月蝿いっちゅうの!
全然爽やかじゃ無いし!
カトマンズ、めっちゃめちゃ鳩が居るんです。ホテルの窓の下にも巣でもあるのか、日が出ている間はずっとコレ。
しばらく鳥の声に癒されw、7時を過ぎたので朝食に下りてみましょう。
小さな庭があって、そこで朝食です。
宿泊費に含まれているのがコレ。別料金でアラカルトでも選べます。
お客さんはもう一組、フランス人の家族連れ。
いや〜、大陸団体の居ないホテルって快適過ぎます。(^^)
部屋に戻って一休みして、街中散策に出かけましょう。
お土産屋も開店準備中。
ネパールに来た外国人が必ず写真を撮るそうです。
街中の電線が全部こんな感じ。カオスすぎます。w
タメルの通り。
観光客の多い地域です。ホテルやゲストハウス、お土産屋や旅行代理店が沢山あります。
バンコクのカオサンと同じ感じですね。
ダルバール広場に向かって歩いて行くと、だんだん地元の人の街並みになってきました。
カテシンブーストーパ。
郊外にあるスワヤンブナートを模して作られたそうです。
スワヤンブナートはこの後に行きましたが、確かにミニチュア版。
コインの木。
虫歯を治す神様が祀られているそうです。
と調子よく街中の写真など撮っていますと、背の高い現地人っぽい青年から声をかけられます。
「日本人かい?」
「トーキョーから来たの?」
大体南アジアの路上で向うから親しげに話しかけてくるヤツはろくなヤツが居ないのですが、まだネパール入りしたばかりだった事もあって、つい普通に返事してしまいました。
「そーだよ。トーキョー。」
「写真を撮っているのなら、このあたりのお寺を案内してあげるよ。ボクは近くに住んでいて、このあたりの事は沢山知っているんだ。キミみたいな観光客に色々教えてあげるのがボクの幸せなんだ。」
ぐはぁぁ。怪しすぎる。
だいたいこの、やたらハッピーとかいう単語を連呼するヤツはろくなヤツが居ないのです。過去の経験から。ww
「古くからある良いお寺があるから、こっちこっち!」
ほぼ強引に連れて行かれます。w
赤いのはティカです。おでこに付けるやつ。
お祈りしながら仏様に塗って、それをおでこに付けます。
試しに付けてみたけど、後で水拭きすれば割と簡単に取れます。
お寺の名前とか、何年ごろ出来たとか、確かに詳しくて沢山教えてくれます。
セト・マチェンドラナート寺院。
教えてくれるんだけど、こっちはコイツどうやって振り切ろうとか考えててあんまし聞いてません。(^^;)
アカシュ・バイラヴ寺院。
2階にシバの化身のバイラヴ神がいらっしゃいます。
虎の頭と人の体を持っていて、この前で嘘をつくと死んでしまうそうです。
ココは本当は写真を撮ってはいけないみたい。同行の青年がお世話のおぢさんにお金を渡したら、撮ってもいいよって事に。
窓からは広場の喧騒が見えます。
中はわりと涼しい。
っと。この他にも幾つかの寺院を案内してくれました。
道中こんな話を。
私はあなたと会えてとても嬉しい。こうして案内するのが幸せだ。
私は学生なのだが、世話をしている子供が25人居る。
子どもたちは学校へ行く事も出来ずにとても貧乏だ。
私はボランティアでこうやって皆さんを案内して、皆さんには子どもたちへ食べ物をドネーションしてもらっている。
決して自分がお金が欲しいのでは無く、子どもたちへのドネーションだけをお願いしたい。
最後に自分の知ってるお店へお連れするので、子どもたちへ食べ物を買ってくれないだろうか?
あなたは、私と話が出来てとてもハッピーだ。あなたはどうですか?
イヤな気持ちになりましたか?
そうでなければぜひお願いします。
全部は覚えていないけど、たしかこんな感じ。
でたー!カンボジアのトンレサップ湖式ドネーション詐欺!!
カンボジアの件は詳しくはこちらの後ろのほうを。w
まあ、本当に少しでも恵まれない子どもたちの口に入っているのなら完全に詐欺とは言えないけど、ビミョーだよね。
ボッタクリのストーリーとしてはよく出来てるし、断りにくく、お互いの罪悪感が少ない点もよく出来ている。
ネパールにしろカンボジアにしろミャンマーにしろ、貧しい国では我々先進国の人間は良いカモです。
でも、彼らは悪いことをしていると意識は無いんだと思います。
これは仕事、お金を沢山持ってる人から稼ぐのは当たり前。ただそれだけの事です。
ですので、バイラヴ神の前でも平気で上記のような事が言える。w
ただまあ事実として、先進国の人間の中では、自分はあまりお金を持っている方ではありません。(笑)
最後に汚ったない商店に連れていかれました。青年がどかどかと沢山の食料品を積んで行きます。
店員が電卓を見せる。
8000ルピー越え!!
ぎゃっはっは!そんな額払う訳無いじゃん!
自分:「ごめん、払ってあげたいけどそれは高いと思うんだ、オレお金持ってないし。」
青年ドカドカと半分くらい下げる。
4500ルピーくらい。
青年:「これくらいはお願いします。」
自分:「ごめん、おれ3000ルピーくらいしか持ってないから。」
財布を見せる。
現地通貨は昨晩空港でタクシー代用に5000円を両替しただけだったので、この時点で3000ルピーちょっとした持っていなかったのです。後でレートの良い街中で両替すれば良いやと思って、まだしてなかった。
安全の為、日本円とクレカは別の財布に入ってます。アジア一人旅の常識。ww
青年:「では、ホテルにならお金あるの?」
自分:「うん。あるよ。取りに行ってもいいけど、途中でツーリストポリスにあなたの事聞いてもいいかな?沢山のお金をドネーションするなら、それは必要だと思うんだ。」「2000ルピーで良いなら今ドネーションするけど。」
青年:「分かった。では2000ルピー分買って下さい。これは自分のお金で無くて子どもたちに上げるんだからね。」
このやりとりは実際はもっと色々言い合ったのですが、結局2000円ほど差し上げました。
トンレサップ湖と基本的に違うのは、トンレサップ湖はボートで来ているので逃げられないけど、こっちのは店に着いた時点でダッシュで逃げればそれでも済むんですよね。年齢的にダッシュはキツイですけど。w
あと、あっちは実際にモノを学校へ運ぶけど、コレはまったくそういうのが見えない。たぶん売上はお店と青年の山分け。
最短距離で色んな寺院を案内してくれたのは事実だけど、ガイド代としたら十分払ったと思うよ。青年。
でも、この一件で自分もアジア旅の感覚がだいぶ戻ってきました。
そうだ!アジアってこんなところだったんだ!
喰うか喰われるか。w
感覚を取り戻す勉強代だったと思って、気を取り直してダルバール広場へ向かいましょう。
ここでも、入場料を払っていると、ガイドするよってオヤヂがひつこいしつこい。
カタコトの日本語話せて、日本に友達が居るとかいうガイド多すぎ。(笑)
あと、小さなメモ帳で以前ガイドした人のコメント見せるのも多かったですね。
全部お断わります。
鳩!はとはとはとはと!
シヴァ寺院。
この日は丁度なんちゃらのお祭りをやらで、シヴァ寺院の周りは賑やかでした。
ガルーダさん。
クマリの館。
生き神クマリ様がこの中にいらっしゃいます。
しかし、普通の女の子がいきなり神様にされちゃうってどうなんすかねぇ。
少し小腹が空きました。
ガイドブックで見かけたお店へ行ってみましょう。
スノーマン。
1965年オープンの喫茶店だそうです。
店内は薄暗く、入るのに勇気いりますが入ってしまうとすごく落ち着く空間。
壁には歴史を感じる落書きが…
クリームキャラメルとアイスコーヒー。美味しかった〜。
両方で135ルピーだったかな?
もう一度ダルバート広場のカーラ・バイラヴさんの前を通って。
街中をテクテクと一度ホテルへ帰りましょう。
スワヤンブナート
ホテルで少し休んで、スワヤンブナートへ行ってみましょう。
その前に軽く昼ごはん。
ニューエベレスト・モモ・センター
なんだかもの凄い名前の店ですが、地元の人で賑わうモモのお店です。
(日本語の店名は地球の歩き方に掲載されてから書かれたらしいw)
モモ。10個で50ルピー。コーラ25ルピー。
熱々のモモ(水餃子みたいなもの)にパクチーの香りのするスープ。
スープは食べている間に店員さんが足してくれます。
メニューはこれだけ。
地元の人が次から次へとやってきて、モモ食べて帰っていきます。
今回のネパールでは3回モモ食べたけど、ここのが一番美味しかった。
前のスノーマンもそうだけど、ネパールで美味しい店ってだいたい薄暗いね。
ここでタクシーを拾ってスワヤンブナートへ向かいます。
カトマンズのタクシーってほとんどズズキの軽ですね。
10分ほどで入り口に到着。
物乞いの人が多い。
あと、猿が沢山居ます。
食べ物を持っていると襲われるので注意。
帰り道、無謀にもバナナを食べながら登ってきた中国人の女の子が襲われていました。
ビックリして手に持ってたバナナを放り出したら、そっちじゃ無くてバッグに入っていたビニール袋ごと房のバナナを強奪されていました。
周りで見てた皆は、「ここでバナナは無いでしょーwww」って感じで笑って見てましたけど。
ラストの昇りがキツイ。
見上げた瞬間ため息が出ます。
スワヤンブナートは、カトマンズ盆地がまだ湖だった頃から建っていたという伝説の寺院です。
大きなストゥーパがカトマンズ盆地を見下ろしています。
このストゥーパのブッダアイを見たかったのです。大満足。
カトマンズの街が一望。登ってきたかいがあります。
パノラマ〜。
乾季に来ればアルプスの山々とか見えちゃうでしょうね。残念。
マニ車。
ストゥーパの周りを時計回りにマニ車を回しながら願い事をすると叶うそうです。
右回りなのは右手で回す為。左手は不浄ですので。
ドルジェ。
チベット密教は難しくて自分も理解できていないのですが、このサイトは分かりやすく解説してくれています。
ストゥーパはマンダラの立体表現なんですね。
景色見ながらボーっと考え事したりして。3時間近く居たかな。
パワースポットとかって流行りっぽくてあまり好きな言葉じゃ無いのですが、ココは正真正銘の強力なパワースポットだと思います。
急階段を戻って帰りましょう。
タクシーでタメルまで戻って、お土産を少し買ったりして、夕飯に。
タカリバンチャというお店でダルバート・タルカリ。
ダル(豆のスープ)バート(白米)タルカリ(おかず)。これはカレーと魚のフライ、ヨーグルトが付いています。
ビールと一緒で300ルピーでおつりが来たと思います。
お店に入る少し前から雨が降り始めて、食べ終わっても本降り。
ホテルまでダッシュしたけど、かなり濡れてしまいました。
そうそう。7月のネパールは雨季の真っ最中です。
でも、一日雨が降っているわけではなく、日中は時々パラっと降る程度でこの時以外は傘はいりませんでした。
毎晩夜遅くから明け方にかけて、ドバーっと降ってる音がしていましたが、日が出ると止む感じ。
今日はよく歩いたので、20時くらいにホテルに戻って終了。
後は部屋でビール飲みながらネットして就寝。(^^)