2015年5月 ラオス ルアンプラバン【3日目 ルアンプラバン】

3日目 ルアンプラバンでのんびりと

世界遺産ルアンプラバンの名物?と言えば托鉢です。

日本で托鉢というと、黒い袈裟に笠を被ったお坊さんが街角や玄関先でお布施を募っているイメージですよね。
東南アジアの仏教国の托鉢は、お坊さんがその日の食事となるお米やおかずを信者から乞う為に、早朝から街を巡るものです。
お坊さんは仏道に精進するために、自らの糧となるものを農業や狩猟で得る事が出来ませんので、そのほぼ全てを乞うわけです。

乞うというとお坊さんの方が下に感じますが、実際は逆です。
街の人々は、自分は修行できずに仏様に仕える事ができませんので、お坊さんに托鉢でお布施する事で自分の不浄を払っていただく、お布施させていただく事はありがたい事なんです。

ですから、アジアの托鉢風景は、お坊さんは頭を下げません。お布施をする信者の方がありがたく感じ頭を下げます。

このようなアジアの托鉢風景は、ラオスでなくても他国でも見られるものですが、ここプランプラパンは街にはお寺の数が多く、僧侶も多い為非常に大規模で見応えのあるものです。
これがいつしか観光資源となり、世界遺産となる理由にもなっているようです。

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昨晩は22時には寝てしまいましたので、自然に5時過ぎに目が覚めました。
ホテルの入り口。
外はうす明るくなってきたところです。

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ホテルの前の道ではもう托鉢の準備が行われていました。

このホテルの前の道は、表通りから1本内側の比較的細い道で、表通りのように観光客で溢れているような事がありません。

でも、観光客の人も托鉢に参加できるように、お布施のお米やお菓子などのセットを売っているおばちゃんはしっかり居ました。

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これが観光客用のセット。竹カゴがお米、ざるのがお菓子ですね。
お米はもち米の蒸したものです。
1つ20,000キープ(300円)です。座るゴザや肩からかける布は貸してくれます。

肩からかける布は上の写真で女性がかけていますね。これは男女で掛け方が違うそうです。女性は胸を隠すように掛けます。そして正式にはシンという巻きスカートを履きます。

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お坊さんがやってきました。

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こちらは観光客でなく、地元のおばさんですね。

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お坊さんは先頭から後ろに行くにしたがって地位が下とか聞きました。
確かに後ろのほうは小坊主さんが多い。

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動画も撮りました。雰囲気が出てると思いますので見てみて下さいね。

[youtube width=”640″ height=”360″]https://youtu.be/QXWiF-V_fII[/youtube]

ところで、托鉢をしている人たちの中にこんな子が居ます。

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この子はお米を持っていませんね。変わりにカゴを置いています。
この子はお坊さんからお菓子を恵んでもらっているのです。

お布施の出来ない貧しい子は、逆にお坊さんから施しを受ける。
そういう風に上手に回っているんですね。

ただ、これには少し裏があるようです。
又聞きなので真偽は判りませんが、この子供が施されたお菓子は現金に変える事が出来るのだとか。
そして、そこで回収されたお菓子は、観光客向け托鉢のお菓子として販売される。

つまり子供たち(もしくはその親)が現金を得る手段としても使われているようです。
もしかしたら、お寺に行く大量のお菓子も、現金に変わっているのかもしれませんね。

でもまあ、それも悪いことでは無い気がします。
我々観光客が現地で落としたお金が、上手に様々な人たちに渡っているのですから。

托鉢は5時半くらいから7時近くまで続きました。
一息つきにホテルの部屋へ戻りましょう。

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部屋でゴロゴロとしていたら、朝食の時間です。
朝食は、中庭で食べます。

宿泊費に含まれていて、ブッフェでは無くてメニューで選べます。

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勝手が分からずちょっと失敗。
フレンチトーストとサニーサイドアップ頼んだら、卵にもパンが付いてた。ww
あとはラオコーヒーとレモンのフレッシュジュース(はちみつレモン)。
サラダが無い!!(^^;)

でも、フレンチトースト美味しかったですよ。
明日は上手に頼もっと。

さて、今日は1日何をしましょうか?朝の時点でまったく計画ナシなんです。

午前中の涼しいうちに、少し散歩へ行きましょう。

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昨日気になってた、この橋を渡ってみましょう!
竹で出来てます。

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でもって、実はこの橋は有料なんです。
5,000キープ(75円)。18時以降は徴収のおばちゃんが居なくなるので無料です。

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反対側の急斜面を上がると、ガーデンレストランが1軒あって、その先はもう普通の地元の田舎道。

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塾かな?
子供たちが何か教わっていました。

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かと思えば、子供が3人乗りでバイク。一人降りてダッシュでどっか行った。w

道は舗装されていて綺麗です。

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家もこんな感じで綺麗。

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このあたりは、割と裕福な方の街なのかな?それともラオスって自分が思っているより裕福?

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そうそう。ラオスにはアジアの何処でも見かけるセブンとかファミマとかのコンビニは一切ありません。こう言う雑貨屋だけ。
こういうのも、なんか昭和の日本みたいで良いんですよね〜。

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ゲストハウスの入り口が綺麗だったので。

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良いお天気ですよ。
だんだん暑くなってきました。

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ちょっと昭和な感じがしませんか?

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バイクで日傘も良く見かけました。

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道端に野良バナナ?
たぶん持ち主は居るんだろうけど。

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さて、戻りましょう。

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橋まで戻って、河原へ降りてみました。意外に広くて気持ちいいですね。

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小さな魚が泳いています。写ってないけど。

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小船とバンブーブリッジ。

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橋を渡っていたら、小船が来たのでおじさんに、「サワッデー!ターイ フープ ダイボー?」って叫んだら、ニコニコしながら漕ぐのを止めてくれました。優しいなぁ。(^^)

ちなみにラオ語では、コンニチハは「サバイディー」のハズだけど、皆タイ語と同じく「サワディー」と言いますね。自分の耳が悪いのかな?

ありがとうの「コプチャイ」はなんかかわいいのですぐに覚えますね。

暑くなってきたので、一度ホテルへ戻りましょう。

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お日様カンカン、暑いあつい。

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お昼前だけど、ビールいっちゃいますか!

飲みながらテラスでボーっとしていたら、お腹が空いてきたのでホテル近所の食堂へ。

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お米の麺ですね。
辛くて美味しかった。
こちらの麺類は付け合せの野菜(ハーブ)が山ほど出てくるのでヘルシーっす。

さて、部屋へ戻って昼寝でござる。

日中の暑い時間を昼寝とネットwで過ごして、また出かけます。

王宮博物館に行ってみましょう。

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シーサワーン・ヴォン王時代の王宮で、1975年の革命により王制が廃止されてからは博物館として公開されていますて、様々な歴史的な装飾品などが展示されています。

中は撮影禁止。ロッカーにバッグなどを預けてから見て回ります。

寝室、タイニングルーム、執務室など、また各国からラオスに送られた贈答品の展示もあって面白いです。
周辺国はやはり、金で出来た装飾品などが多いのですが、日本からは漆器とかそれなりに日本っぽいものが。
面白かったのはアメリカ。アポロの模型とか月の石とか。
子供の頃大阪の万国博覧会であんなに並んで見た月の石が、ガラスケースに普通に置いてありました。(笑)

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こちらにバパーン像が安置されています。

暑いからジュースタイムです。

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この欧米2人組。
バイクであちこち旅しているようです。
ササッとジュース飲んで、バイクに乗って颯爽と行ってしまいました。
こういう旅をしてみたいなぁ。

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暑いのでお坊さんも日傘ですね。w

夕方には少し早いですが、プーシーの丘に上ってみましょうか。

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博物館の向かい側に、ルアンプラバンの中では少し高い山(丘?)があります。
高さは150mほど。山頂からの夕日が絶景だそうです。
しっかりお金と取られて20000キープ(300円)。

328段の階段を登ります。
こんなのは、前回クラビでタイガーケーブの1500段を登った自分には子供の遊びみたいなモンです。(`ー´) ドヤッ!

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頂上からクラビの街並み。
緑の中にあって、綺麗な街ですよね〜。

でもって、夕日なんですけど…

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人が凄すぎます!
各国入り乱れての夕日待ち。w

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とりあえず、こんな感じで日没までまだ時間あるし。
なんかこの人混みはもっと凄くなりそうだし。

まあ、いっか。下山!!www

人混みがホントに苦手です。

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食事はメインストリートのお店で。
写真撮ったハズなんだけど、何故か残ってませんでした。(謎)

今日も19時過ぎにはホテルに帰って、早寝早起きです。
ホント、健康な街だわ。w

明日は、バイクを借りてクアンシーの滝へ行ってみましょう。

 

 

 

 

 

 


2 thoughts on “2015年5月 ラオス ルアンプラバン【3日目 ルアンプラバン】

  1. volvo

    懐かしいです。あの吊り橋も渡りました。ラオスは本当に良いですね。タイは発展してしまったのでラオスのような雰囲気を持つところが少ないです。ブランパパーンもまた行きたいのですが、南のパクセーも凄く良いですよ。

    1. hamu Post author

      ボルボさん、こんにちは。
      ラオスはなぜか日本の昭和の感じがありますね。どこか懐かしい感じ。
      のんびりしていて、人も温かい。
      自分も今回の旅行で大好きな国になりました。
      パクセーも一度行ってみます!

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