【2日目 バンコク〜バクタプル】
タイ航空はスワンナプーム空港です。10:30発TG319。
スワンナプーム空港もタイ航空も久々な感じ。(^^)
チェックイン。ガラガラ。
お店も沢山で華やかですね〜。
LCCのドンムアンに慣れていると、眩しいっす。w
TG-319は一番遠いゲートでした。長っ!
搭乗待ちのグループの中に、自分より少し上くらいの世代の日本人のツアー客がいらっしゃいます。
皆さん、小さめのザックに、山歩き用の靴を履いています。
どうやらネパールでトレッキングをするツアーのようですね。きちんと添乗員さんも着いていました。
今は中高年の山歩きが流行っていますし、その延長線ですでにリタイアされて悠々自適のこの世代の方のネパールでトレッキング、とても素敵だと思います。
うほー!ビールがタダで、テレビで映画が見られる〜♪
ここ数年LCCばっかり乗っている自分には、皆さんには当たり前の事が超嬉しい。ww
良く見る食事の写真も撮っちゃったりして。(^^)
フライト時間は3時間少し。映画を1本観ていたら着いてしまう感じです。
これくらいが一番いいですよね〜。
さらに!
サプライズ!
着陸まであと50分くらいの頃、前の席の人がブラインドを開けました。
でカメラを出しています。
何だろうと思って自分も開けると!
ヒマラヤだ〜♪♪
だんだん近づいてきます。
感動です!
前回まったく見られなかったヒマラヤがこんなに綺麗に見られるとは。
この時はどれがどの山か判らなかったので、帰国後調べてみました。
たぶんこんな感じで合ってると思います。
いや〜。すげ〜な〜。ヒマラヤ。
頭の中は、「1000のバイオリン」by BLUE HEARTS がガンガンですよ。
という事で、機内で観ていた”ジェラシックワールド”のラストシーンがどうでも良くなってしまいましたが、飛行機は高度を下げてカトマンズ、トリブバン空港に到着致しました。
良いお天気です。
気温もポロシャツ1枚だと日なたは良いですが日陰では少し寒い感じですね。長袖が必要です。
さて、アライバルビザを取らないと入国出来ません。
申請書は機内で貰って記入済みです。
飛行機からは後ろのドアからすぐに出られましたので、そのまま急いでイミグレーションへ向かいます。早足っ!
実は前回訪問時に、クアラルンプールからエアアジア便で来た時は、アライバルビザの申請が結構混んでいて、初めてだったのもあって結構時間がかかったのを覚えていたのです。
イミグレーション到着。
あら?空いてる。
ビザを持っている人のカウンターはかなり長い列なのですが、ノービザカウンターはガラガラです。
まず、支払いカウンターでビザ発行料の25ドルを払って支払済み証書を貰って、そのままビザ申請カウンターへ。
カウンターはビザ期間で分かれています。自分は15日ビザ。並び無し。w
パスポートと写真と申請書と、支払済み証書を出すと、ものの2分でビザ発行。
で、パスポートにビザが張られたらそのまま入国できます。
アライバルビザの場合は、入国カードの提出は必要ありません。
(ビザ。帰国後撮りましたので出国スタンプが押されています。アライバルビザの場合入国スタンプは押されません。)
入国まで3〜4分。隣でビザ持ってて並んでいる人達よりずっと早く入国できちゃいました。w
バゲージクレームは他便といっしょくたに出てきているようで、これはなかなか出て来ないかな?と思ったら、もう自分のバックパック回ってるし。
予想外だらけ。今回のトリブバン空港すげえ!w
さーて。まず両替とSIMの調達です。
SIMは空港出口のタクシーの運ちゃんとかが並んで客を捕まえようとガン見してるwところの前に、ネパールテレコムとNcellのカウンターがありました。
Ncellの方が良いというのをどこぞで読んだので、Ncellのカウンターへ。
ちょっと面倒くさくて、パスポートと写真と申請用紙が必要です。
申請書に名前とか住所とか、滞在ホテルとか、パスポートNo.とかを書いて写真とパスポートを渡すと、パスポートのコピーをとって手続き終了。SIMを入れてセッティングしてくれます。
これだけですと100ルピー。ただし、このままではすぐに使えなくなってしまいますので、通信量のリチャージが必要です。単位は50ルピー、100ルピー、500ルピー。
とりあえず500ルピーをリチャージしてもらいました。合計600ルピー。700円ほど。
NcellのSIMパッケージ。
これがリチャージカード。街中色んなところで売っています。
スクラッチして出た16桁の番号を
*102*16桁番号#で発信するとリチャージされます。簡単。
意外とすぐに無くなります。そのあたりはまたのちほど書きますね。
両替も済んで、ネットも開通しましたので、古都バクタプルへ向かいましょう。
前回訪問時に行って、その町並みがとても気にいった街です。
まずはカトマンズはスルーしてバクタブルへ向かいます。
バスだと一度カトマンズへ行って、乗り換えなくてはいけませんので、タクシーで向かいます。
さあ、ここでまた前回と異なる事が。
少し長くなりますので、→から←まで面倒な人は飛ばして下さい。(笑)
→
ネパールは、9月16日に新憲法を公布しました。実は今、この新憲法をめぐってインドと揉めているのです。ネパールは元々インドととても親しい国です。南の平野部はほぼインドと行っても良いくらい。インド人がネパールに行って定住する事も選挙権を得る事も比較的簡単にできました。
新憲法ではそれが難しくなったのだとか、さらに新憲法では国を6つの州に分けるなどの内容もあり、インドとしてはそれが面白く無いわけです。
もう一つ、最近ネパールが中国と親しくなってきた事もインドとの関係が悪くなってきた原因と言われています。
南部の地域では、マデシ派と言うインド系の住民がデモを起こして投石などの混乱が起こっています。
これを理由にインドは、治安上の理由という事でネパールとの国境を閉鎖しました。
そうすると何が起こるか。
北をヒマラヤに遮られ、東西南にはインドしか無いネパールには物資が入って来ないのです。
特に石油、ガソリン、ガスが壊滅的。11月の初旬くらいから、様々な影響が出ています。
国際線は帰路便の燃料を積んだものしか入国出来ません。国内線は一時は壊滅的だったのですが、今は減便されて飛んでいます。
ガソリンは闇マーケットで800円/リッターだとか。市民の足のバスも減便されていて、動いているバスは超激混み。
タクシーは普段の5〜10倍の値段。
調理用のガスもありませんので、調理は薪調理だけ。街中のレストランや食堂も作れるメニューを変更したりしています。
以上ニッポンではまったく報道されていないネパールの今です。
←
という状況をネットで知りつつ承知でネパール入り致しました。
タクシーカウンターで、バクタプルまで幾ら?と聞くと。
1800ルピー、約2000円。
普段の3倍くらいかぁ。まあいいかな。
で、バクタプルへ。
ダルバール広場の入り口で降ろしてくれます。
ここで降ろされると、入場料を払わざろう得ません。w
1500ルピー。
値上がりしてますね。地震後の観光客減で仕方無いのかなぁ。
まずはゲストハウスにチェックインして荷物を置きましょう。
今回の宿泊は、”Shiva Guest House“。
なんと、ダルバール広場の中にあります。
こんな感じ。
で部屋は、この2階の左から2つめと3つ目の窓の部屋!
トイレとシャワーは共同のツインルーム。
1泊1500円くらいです。
窓開けるとコレですよ。
テンション上がっちゃいますよ!
荷物を置いて、さっそく散策。
まずは、震災後が一番気になっていたニャタポラ寺院へ。
良かったぁ!無事でした。
五重塔もあるし。
大好きなカフェニャタポラも無事。
ここのズーズーダウ(ヨーグルトの王様)とマサラティー(ネパールのミルクティー)が本当に美味しいのですよ。
またココに来られて、これを食べられる事に感謝です。
カフェからニャタポラ寺院と五重塔。
本当にココが好き。何時間でも居られます。
でもまあ、あまり居座ると迷惑なのでw、去年泊まったホテルの方を見に行ってみましょう。
あちゃ〜。
奥が去年泊まったホテル。
ホテルは無事ですが、これは昨年は見えなかったハズです。
この真中の部分は3階建ての家でした。たしか窓から子供が覗いていた家です。
無事だったのかなぁ。少し心が痛みます。
でも、前回会った轆轤のおじさんは健在でした。
オレを撮れと言うので撮ってみました。w
いい顔ですね。
去年も見たお菓子の屋台も健在でした。
相変わらずの人気ですね。
ネワール様式の窓。こういう貴重な彫刻や建物も残っていて本当に良かった。
ヤギおじさんもオレを撮れと。w
街中のリンガ。
男根ですね。
ネパールのいたるところで見かけます。ボーっと歩いてるとチ◯コにつまずいて転びます。ww
こいういうのは、民族学的、宗教学的にはごく普通なんですよね。
五穀豊穣、子孫繁栄を願うと自然とこうなるわけです。
街中で男性のシンボル、女性の象徴、まぐわる神様の像がそこいらじゅうにあって、決してイヤラシく無く、当たり前な風景なのがネパールです。
街は昨年と同じように活気があって、人々の笑う顔がありました。
本当にホッとしました。
ゲストハウスに戻って16時くらい。
ボーっとしていたら眠くなってしまって、ウトウトしたら外は真っ暗になっていました。
夕飯はエベレストビールとダルバート。
これからしばらくダルバートづくしの日々が始まります。w
ちょうど計画停電タイムだったのか、部屋に戻って20時過ぎには外の外灯が点灯していました。
ゲストハウスは自家発電があるので気が付かなかった。
バクタプルの夜は早くて、することも無いので21時には就寝です。