スマートスピーカー(AIスピーカー)GoogleHomeが自宅にやってきました。
さっそく設定して、何が出来るのか、どうすれば仲良くなれるのかを試行錯誤しています。
箱は大きいけど、本体は思ったより小型。
「OK、Google」か「ねぇ、Google」で話しかけると上部のLEDがGoogleカラーにクルクル回って次の質問を待ちます。ちょっとかわいい。
日本語の認識率はかなり凄いです。ほぼ完璧に近い。
今のところ出来る事は…
- お天気やニュースを聞く
- 言葉の意味や翻訳を調べる
- Radikoを使ってラジオを聞く
- スポーツ結果や株価を確認
- スケジュールの確認
- 音楽の再生
- タイマーやアラームとして使う
- 買い物リストを作成する
- お店等の行き方を探す
- 単位や数字の計算
- Android携帯を探す
- スマートホーム家電と連携
- IFTTT(イフト)と連携
といった感じでしょうか?
なかなか微妙な感じですが、スマートホームと連携などは、これから対応機器も増えてきて便利になりそうです。
「ただいま」で電気が点いたり、「◯◯にダイヤルして」で電話が出来たり…
今使っていて一番便利なのは、朝布団の中で「ねぇGoogle、今何時?」と聞くと、メガネが無いと何も見えない自分に時間を教えてくれるのと、「ねぇGoogle、おはよう!」で「おはようございます。今日のお天気は◯で気温は◯です。今日のスケジュールは◯です。今日のニュースをお伝えします…」と最新のニュースを流してくれるヤツですね。
毎日ラジオがBGMの自分には「ねぇ、Google、J-WAVEを聴かせて」で再生してくれるのも便利。
曲の再生は、特定の曲を聞こうと思うと、なかなか指定が難しいです。
例えばサザンの「希望の轍」を聞きたくて「サザンオールスターズの希望の轍をかけて」と言ったら、「はい、ベンチャーズの希望の轍を再生します」だったり。ww
でも例えば寝る前に、「ジャズのおすすめをかけて」とか「静かな音楽をかけて」とかのリクエストはなかなか有効。
これを機会に手持ちの曲もGoogleHomeで再生出来るように、PCのiTunesにある全曲をGoogle Play Musicへ移設したのですが、今ひとつ曲の指定の仕方が分からず、己の保有曲から再生してるのかどうかよく分かりません。w
ちなみに4,000曲近くあったので、アップロードに1日半かかりました。
と、言う感じのスマートスピーカー元年なわけですが、何かもう一つ上手に使えないかと色々調べていたら、IFTTTというサービスに行き着きました。
【GoogleHomeとIFTTTを使い何が出来るか?】
IFTTT(イフト)とは、If this then that。もしこのときそうする(あってる??w)。ある条件のときにこうさせたいというアプリケーションの連携をしてくれるサービスです。
ネットワークに繋がっている様々なサービスが登録されていますので、当然GoogleHomeや各種のSNSも含まれています。
つまりこれを使うと、GoogleHomeに発した言葉をTwitterやFacebook、LINEなどへ投稿することが出来るのです。
そこで考えました。TwitterやFacebookに言葉で投稿出来るのは便利だろうか?いや、そんなに頻繁につぶやかないし、そこまでは必要無いのでは?スマホやPCで十分な気がします。
LINEは便利かも!しかし、投稿は出来るけど読むにはスマホが必要。何か一方的にメッセージを送る場面ってあるだろうか?
「あっ!自宅から緊急メッセージ!」
自分は一人暮らしです。怖いのは孤独死!
外出中に外で急病で倒れても、まぁ、近くに誰か人は居るでしょうからなんとかなりそうですが、自宅で独りで居る時に心臓発作とか脳梗塞等で倒れたら、おそらくそのまま誰にも発見されずに数ヶ月後に腐乱死体をなっているでしょう。
うちの猫が餓死しちゃうよ!
家で倒れても、最後の力でGoogleHomeに「助けて…」と言うと、LINEで友達にメッセージが届けば、少しは安心出来そうです。
コレ、作ってみましょう!
【IFTTTを使いLINEに緊急メッセージを発信する】
試行錯誤した結果、以下のIf this then thatを構成する事にしました。
GoogleHomeに「OKGoogle、LINE、緊急、◯◯◯」→LINEの特定グループに以下のメッセージを投稿
「◯◯◯(←発したメッセージ)(以下定型文→)Googleアシスタントの緊急メッセージを使っています。たぶんhamucchoが緊急事態です。xxx-xxxx-xxxxに電話してください。もし出なかったら自宅で倒れている可能性が高いです。救急車の手配をお願いします。住所…」
では設定方法です。
まずIFTTTに登録します。
右上のサインアップから
GoogleかFacebookのアカウントでもオリジナルでも登録出来ます。
ログイン完了画面
ここからIf this then thatを設定していきます。
まず、GoogleHomeとLINEを連携するので、それぞれを接続します。
ログイン画面上のsearchをクリックしてサービス検索画面にしてGoogleAssistantを探します。
左のGoogleAssistantをクリック
ConnectをクリックするとGoogleのアカウントを要求されますので入力してください。
同様にLINEも検索して接続してください。
ここでLINEと接続すると自分のLINEに「Line Notify」というアカウントが追加されます。
GoogleHomeからのメッセージはこのアカウントからライングループへ発信されます。
まずは設定用にtest等の自分とLine Notifyだけのグループを作り、テストしてみて全て完了した後、Line Notifyを友達とのグループに登録するのが良いかと思います。
いきなりやると友達がビックリすると思うので気をつけて。w
では次に動作を設定します。
ログイン画面上部右上のアカウントにオンマウスするとNew Appletという項目があるので選択します。
この画面になりますね。
まず+thisを設定しますのでその部分をクリック。
(下のグリーンのとこをクリックすると有料版へ導かれるので注意ですw)
また検索画面になるのでGoogleAssistantと
入力して、GoogleAssistantを選択。
3つ目の「Say a phrase with a text ingredient」を選択
What do you want to say?にGoogleHomeに反応させる言葉を、この場合は「OKGoogle、LINE、緊急」なので「Line 緊急 $」。
これで「Line、緊急」と言った後の言葉がメッセージとしてLINEに投稿されます。
wat do you want the Assistant to say in response?は完了時にGoogleHomeに何と言わせるかです。
※$の前には必ず半角スペースを入れてください。
※Line 緊急の間にも半角スペース入れたほうが認識率が高い気がしました。
言語はJapaneseで。
以上でCreate triggerをクリックすると次のページに移ります。
次に+thatでLINEを設定します。
検索でLineを探してクリック
アクションはSend messageしかないので選択
Recipientは投稿するグループです。自身のライングループを表示していますので選択します。今回は実験用にtestというグループを作りました。
Messageの部分がLINEに投稿されます。{{TextField}}の部分がGoogleHomeで発信した言葉、以降は定型文が入れられますので、以下のようにしました。
「{{TextField}}<br><br> GoogleHomeの緊急メッセージを使っています。たぶんhamucchoが緊急事態です。xxx-xxxx-xxxxに電話してください。もし出なかったら自宅で倒れている可能性が高いです。救急車の手配をお願いします。住所…」
文中の<br>は改行指示です。
以上が設定出来たらCreate actionをクリック。
以上で完了です!
登録したアクションはMy Appletsに保存されていますので、修正や停止はいつでも出来ます。
家で「OKGoogle、LINE、緊急、助けて」と言うとこんな風に発信してくれるようになりました。果たして急な発作の状態で言えるのかどうかは疑問ですが。^^;
ちなみにGoogleHomeは声を認識するので、自分以外の人が言ってもダメです。w
これで少しは孤独死の危機が去った気がします。
※今回の設定には以下のサイトを参考にさせていただきました。大変参考になりました。ありがとうございます。
・「ゆきの野望」Google HomeをIFTTTと組み合わせてTwitterやLineなどと連携しよう!